利賀・新緑フェスティバル2001
期間:2001年4月28日(土)―5月5日(土)
富山県利賀村は、舞台芸術の創造の「場」として、世界各国のパフォーミング・アーティストに広く知られています。それは、国際的に活躍する2人の芸術家、鈴木忠志と磯崎新(建築家)が共同して、20年以上にわたって築きあげてきた創造的な環境――合掌造りの民家を改造した利賀山房、池に面したギリシア風の野外劇場、八角形のスタジオ、そして合掌造りの新利賀山房などの劇場群――のすばらしさによっています。日本ではじめての世界演劇祭として1982年から毎夏開催されてきた「利賀フェスティバル」は、2000年より「サマー・アーツ・プログラム」に引き継がれ、輝かしい伝統にのっとった新しい試みとして展開しています。そして新世紀のスタートを飾るのは、今年7回目を迎えるこの「利賀・新緑(はるの)フェスティバル」です。1995年の第1回以来、①演劇でしかできないことをやる、②演劇史に新たな様式を提出する、③それらを劇団活動を通じて実現する、を標榜する【P4】(ピーフォー)が意欲的な作品を発表し続けてきました。みずみずしい新緑の利賀で、舞台芸術の豊かさに満ちたプログラムを今年もおたのしみください。
フェスティバル・ディレクター安田雅弘
主催:(財)舞台芸術財団演劇人会議
企画・運営:(財)舞台芸術財団演劇人会議、[P4]事務局
共催・後援:(財)富山県文化振興財団、富山県、富山県教育委員会、利賀村、利賀村教育委員会